紹介 新哲学、バロック宮廷、宗教的危機

山田俊弘「ニコラウス・ステノ、その生涯の素描:新哲学、バロック宮廷、宗教的危機」

はじめに
1. 誕生からコペンハーゲン大学卒業まで
2. オランダでの修学時代
3. フランスを経てイタリアへ
4. 名声と論争
5. 宗教家としての活動と死
むすび


第4アクト「知の再構成と新哲学」の第2弾は、ニコラウス・ステノの生涯を描いた山田さんの一本です。新哲学、バロック宮廷、宗教的危機という魅惑的なキー・ワードが、ステノの活動の背景にあるコスモスを表現するのにもっとも適したものだと思います。そうです、ステノはデカルトスピノザライプニッツをつなぐ人物だったのです。